11月3日 コウジョウ見学.COMありがとう、コウジョウ見学.COM!(前編) 管理人さんはみんなの意見を聞きながら、 優しく、ゆる~く、なんでもアリの門戸は広く、 それでもし~っかりキモチを束ねる天才です。 このツアーの根底に流れる、そんな思いが心地よい。 カルロスゴーン本人がまぜてまぜて☆ツアーになること必至です。 フハハ。そしたら、心地よく混ぜてあげましょうね、管理人。 ・・・閑話休題。 「楽しみましょう」の笑顔とともに 管理人手作りの問題カードがくばられ、 ツアー開始と相成りました。 「工場見学」と書かれたのバスに乗り込みます。 ゴージャスなバスです。 観光バスのようです。 車体ピカピカ・日産カラーのラインがまぶしいホドです! 一緒にバスに乗り込みました。 ドリンクホルダーがついて、カーテンがついて、 なんてこったい!バスガイドさんがお目見えです! トタン張りの大きな四角いホッタテプレハブに横付けされました。 コンクリートの床に降り立つ。 これ、コウジョウ?物置、よくても、車庫、だよね? 私たちを誘導していきます。 ・・・おずおずとついていく私たち。 ヒエ~、建物、ボロいんですけど! いろんな音が、薄い壁になさけな~く反響してるんですけど! これまたなんとも 「ハイテクとは程遠いビニールのカバー」の向こうでは、 何かが行われているようです。 なぬッ!ここで、ナニを、やってるおるのだ? リックンの瞳はすでに輝いていて、 「火花だ!」タタタタ、と前へ進んでいきました。 すばらしきかな、コドモの柔軟性! ありがとう、リックン!一瞬で目が覚めましたよ! 溶接してるんですな。オンボロビニールのむこう、 だ~れもニンゲンがいないところで、ロボットが。 海外からの視察団が、 オドロキをとおりこして、あきれる・・というナマ産業ロボットが、 健気に労働をこなしておりました。 それを目の当たりにしてしまった 何も知らない熱血マグロ姉さんを襲ったのは あきれるを通り越して、ア、キレル・の感情だったッ(お・バカァン) ありえないッ!その繊細な動きは、一体ナニッ! みんなして、よってたかって複雑に動きやがって あッ!!ヒネったな!アンタ、今そのウデひねったね? あッ!!今アンタ、こぉおぉおんな薄いドアんとこに スゥってウデをのばして、 指(?)で、「プチ♪」って優しく溶接したでしょ! ちょっとそこの2台むこうのロボット!アンタ、その 親鳥がヒナにエサあげてるみたいな動きはナニよッッッッ! 納得イカンのだよ、えッ! 思わず囲いを飛び越えて、 ロボットにつかみかかりたくなる私 (かろうじて理性が勝ちました) その精巧なロボットでもこなせない複雑な工程は、 最後はヒトの手にゆだねられるといいます。 クチをあけたままの私と目があって、 ニコっとしてくれたおじさんは、生身の人間でした。 ・・なんてこったい! コウジョウ見学・COMツアーの皆さんの顔は輝き、 リックンの顔は真剣で、 管理人さんはそれとなく最前列と最後列を、 急かすでもなく、待たすでもなく、気を配る。 (つまり前後を走り回ってつないでおられる・感服) すばらしきかな、日本ッ!ああ、すばらしきかな! なんてコトを思って、なにもかもが愛しくなってる。 繊細な想いがつまっているのであります! 「ナニをどこにどう配置するか」 「移動するときにはナニを使うか」 「動線はどう確保するか」 複雑な工程を必要とする車は、 工程を1分短縮すると、 ヘイキで1~2時間のスペアタイムが生まれるそうだ。 ・・・一緒に参加した、 営業マン・レスキュー講座のよしみ先生が 楽しく軽く説明をくれて、より、興味が深まるのであります! アレにも、コレにも、意味があるのね! え、ソレってそういう名前なんですか! 効率のため?いや、そりゃアタリマエなので、 もっと奥を見ようじゃないか。 ・・・この全ての計算は、 大モトは、そこで働く人々のために。 ここで生産される車を手にする、全ての人々のために。 ビバ☆QC! 世界に誇れる日本のクォリティコントロールの真髄見たり! なんてこったい・・・! リックンが叫ぶ。 階上にのぼって、おりて、 本当にロープウェイのようにして・・・ ニッサンキューブのドアの後ろにマーチのドア、 白、黒、銀、オレンジ?・・・色もマチマチ・車種もマチマチ・ なんの約束もないように、ランダムに並んでる。 どどどっど・どうやって制御している??? 人間たちはトボトボと細くて急な階段を上り下り (お車サマなのね☆) 工場を出る。 「はぁ~すごかったねえ!」 リックンとしゃべりながら振り返ると、 そこには灰色のプレハブが佇むように、建っていた。 ちょっとまって、 私たち、ここから出てきたんだよね? あのロボットも、ロープウェイも、コンピュータ制御の数々も、 誇り高い技師の人々も、あのなかに、いるんだよね? 今も、そこに、いるんだよね? それとも全てが夢なのか・・・? 嵐が近い。 |